すすゆりブログ

北海道在住。アラサー主婦の、何気ない日々の記録。

【10w2d 繫留流産】初めての妊娠、流産。アラサー主婦の記録。

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〜初めての妊娠、流産。アラサー主婦の記録〜

 
【陽性反応】

【8w2d つわりと初診】

【9w2d 胎芽確認・心拍未確認】

【10w2d 稽留流産】

【流産後の仕事について】

【手術と自然排出、どっちがいい?】

【吸引手術①】

【吸引手術②】

【吸引手術③】

【手術後について①】

【手術後について②】

【仕事の復帰①】

【仕事の復帰②】

【最後に】

 

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今週に入り、つわりが酷くなっていた。

吐くことはなかったが以前より吐き気が強くなり、

ご飯も1/3しか食べられなかった。

ここ3週間ほどで体重が3kg減った。

 


長い1週間だった。前回よりも長い1週間。

 


この日は旦那がどうしても休めず、1人で病院。

不安だった。旦那も不安そうだった。

 


のんびりしすぎて、気付けば時間になっていた。

バタバタと家を出て、病院へ。

 

 


受付を済ませ、いつものように熱を計り、尿検査。

番号を呼ばれるまで、ドキドキしていた。

 

 

 

 


「○番さん、中へどうぞ」

 


私だ。

 


診察室へ入り、症状を聞かれた。

つわりが酷くなっていたから

赤ちゃんは大丈夫なのでは、と思っていた。

 


内診室へ入り、内診台へ上がる。

 


内診が始まったが、いつもより長い。

 

 


その瞬間、悟った。

「あぁ、ダメなんだ」

 

 


「心拍、見えないですね…流産してます。

診察室で詳しく話しますね」

 


正直、泣きそうだった。

でもここで泣いたら診察室へ行く途中で他の患者さんに見られると思い、必死で堪えた。それでも溢れそうだった。

 

 

 

診察室のイスに座った瞬間、

今にも涙が溢れそうで先生の顔が見れなかった。

 


でも、しっかり説明を聞かなきゃと思い

堪えながら聞いたけど、ダメだった。

 


看護師さんがすぐにティッシュをくれました。

 

 

 

初期流産は染色体異常がほとんどで防げないこと、

このまま産まれても障害を抱える可能性があるから

赤ちゃんは自分でこういう選択をしたんだよ、

仕事のストレスなども関係ない、だから自分を責めないで、

ネットで何度も見たことを言われました。

 


1回目の診察の時から、先生から流産の可能性があることをやんわり言われていましたが、

いざ「流産です」と言われると本当にショックでした。

 

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手術をするか自然排出を待つか、説明を受けました。

「今は頭に入らないだろうから…ご主人とも話して、わからないことがあれば遠慮なく連絡してもらって構いません。説明を聞きに来ていただいても構いません。」

そう言われました。

 

 

 

看護師さんが別室に案内してくれ、

「落ち着くまでいていいですからね」と休ませてくれました。

 


隣の診察室からは

先生と患者さんの声が聞こえた。

 


「うん、順調ですね〜」

明るい会話が聞こえると、胸が痛かった。

 

 

 

必死に涙を堪えて廊下に出て、

さっきの看護師さんとは別の人に

帰ってもいいのか聞いた。

 


いつも笑顔を見せないこの看護師さん、

何となく怖い印象だったけど

この日ばかりは、私の赤い目元を見てなのか

心配そうな表情のように感じた。

 


「診察カードを返却するので待っていてください」

とのことだったので廊下に出ると、

今年入籍した知り合いが旦那さんと一緒に座っていた。

 


気付かれたくなくて、下を向いて座った。

 

 

 

別の看護師さんが診察カードを持って来て、

「手術をするかどうか決まったら連絡してください」と

優しく小声で話した。

 

 

 

 


泣きながら階段を降り、

会計番号がモニターに映し出されるのを

霞む視界でぼんやりと待った。

 


泣きながら会計を済ませ、

泣きながら駐車場まで歩いて、

車に乗ってからは、

声を出して泣いた。

 


有料駐車場だからお会計後にずっとここにいるわけにもいかないと思い、とりあえず実家に行きました。

運転中も涙が止まらなかった。涙を拭いて車を降りましたが涙が止まらないので、そのまま実家に上がりました。

 


泣きながら、

 


「ダメだった」

 


ただそれだけ言いました。

 

 

 

母は、

 

「こればっかりはね…かける言葉が難しいけど、

時間が解決してくれるとしかね…

○○は良い事と悪い事が同時に起こる星だから(細木数子か何かの本)

妊娠を聞いた時もまだ喜べなかった。

あんたは笑いながら話すからどうしようかと思った。

前に婦人科行ったこともあったし

子宮系が良くないこと、高校生の時に真冬に生足でさ、ああいうのも…」

 

なんてことを言われました。

そりゃ妊娠報告は笑顔でするでしょう!?

高校生の時の話も、今する…?

 

母は、甘やかすような事を言うわけではなく、

たとえ厳しい言い方であっても

正しい方へ導いてくれるような言い方をするのですが、

今回はそれが少し辛かったかな〜…(笑)

 

 

 

 


少し落ち着いてから家に帰りスマホを見ると、義母からLINEが。

病院の時間を伝えていたので、心配のLINEでした。申し訳ないことをしたな…

 


ダメだったことを伝えると、とても長いLINEが返ってきました。

 


「2人が仲良く暮らしてくれるのが一番嬉しいです。そういう生活の中、きっとまたコウノトリが来てくれるよ。」


そう言われ、心が救われました。

 

 


旦那にもLINEを送りました。

仕事中に酷な内容だな…と思いましたが、

連絡するって言っていたし仕方ない。

 

 

 

元々午前休のつもりでしたがもう仕事に行けるメンタルではなかったので、部長に連絡することにしました。

 


電話だと泣いてしまいそうなので

LINEにしようと思いましたが、

文字に起こすとそれはそれで辛くて…

結局電話にしました。

 


泣かないように、心を落ち着かせ、

「通話」を押すのを何度も何度もためらった。

時間がどんどん過ぎていった。

 

 

 

ようやく心を決めて電話をかけ、

 


「さっき病院から帰ってきたんですけど…」

 


言葉に詰まった。

 


部長はそれを察し、「ダメだったかぁ…」と。

 


このまま休ませてほしいこと、月曜日(この日は金曜日)には出勤することを伝えました。

 


「仕事のことは気にせずゆっくり休んで」

部長はそう言ってくださいました。

 

 

 

 


その後は、寝室で横になっていました。

しばらくして旦那が帰ってきて、

ドアが閉まっている寝室を見てすぐに入ってきました。

 


私はどんな顔をすればいいかわからず、

布団を被って泣きました。

旦那はただ抱き締めてくれました。

 


私は旦那が泣いたところを見たことがありません。

もちろん、この時も。

でも、悲しいんだろうなという気持ちが見て取れたし、

本当に残念だと思っているようでした。

ただ、それよりも私を心配しているようでした。