【吸引手術②】初めての妊娠、流産。アラサー主婦の記録。
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〜初めての妊娠、流産。アラサー主婦の記録〜
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11:45頃に看護師さんが来て、
「12:10までにお手洗い済ませておいてください」とのこと。
お手洗いを済ませた後、クラークで忘れないうちに生命保険に必要な診断書の申請をしておきました。
申請料は4,400円だそう…結構するね…
(保険手当を受け取ったら改めて記事にしようと思います)
手術中は待合室にいないといけないらしく旦那がいたので、少しだけ話しました。あと、貴重品ロッカーの鍵を渡しました。
【12:10】手術室へ移動
看護師さんが迎えに来て一緒に手術室へ。
待合室の前を通り、旦那に「頑張ってね」と言われました。笑顔で行くのも変な感じがして、頷くことしかできなかった。
手術室までの道のり、看護師さんの後をついて歩いていると「今週末さくらんぼ狩りに行く予定なんですけど、天気悪いみたいなんですよね〜」と。他愛もない話をしていると、少し緊張が解れました。
「手術室」と上に書かれたドアは、存在感がすごかったです。
ドアが開くと広い廊下、モニターや器材がたくさん置かれていました。
看護師さんが「○○さんです。よろしくお願いします。」
と言うと、手術着に身を包んだ看護師さんに引き継がれました。
2人の看護師さんが担当してくださいましたが、
どちらもお若い…若いのにすごい…と、こんな時でも感心。
帽子を被せられ、サンダルに履き替えました。
廊下の先にある手術室に通されると、煌々と光る空間と器材に、なんとも言えない気持ちになりました。
「クラシック音楽が流れている」とブログで見かけたけど、本当に流れていた…
よくドラマや映画のグロいシーンでクラシック音楽使われたりするじゃないですか、だから何だか気持ち悪かったです。全然落ち着かない。
手術台は、ただのベッドでした。
「手術台には自分で乗らないといけない」という記事を見て怖いイメージを持っていましたが、ただのベッドだったので大丈夫でした。
仰向けになると視界に入る、あの手術ライト。
怖いのであまり見ないようにしました。
「○○付けますね〜」「胸開きますね〜」
テキパキと動く看護師さん。
手足に器具を装着され、心電図用のパットを付けられ、
足を開かれ、ショーツを脱がされ、
私、手術後に看護師さんにショーツを履されることを想定して「履かせやすい緩めのものを…」と思った結果、紐パン履いてたんですよね(ナプキンは付けていた)。
そしたら、脱がされる時にシュルっと紐を解かれ、こんな時だけど「あ、紐を解くのね…」と心の中で思ってしまいました(何でこいつ紐パン履いてんだとか思われたかな)。
それで、ドラマとかでよく見る、顔の前に仕切りのようなものを立てられた時、
「あ、いよいよ始まるんだ。本当にもう戻れないんだ。」と思うと、怖さや悲しさ、辛さが込み上げてきて涙が溢れてしまいました。
看護師さんが「大丈夫ですよー」と涙を拭いてくれました。
執刀医(いつもの先生)が到着して、「○○さん、よろしくお願いします。」と声をかけられました。
先生が看護師さんに「○○1cc入れて」と言うと点滴の管から投与され、「これが麻酔なのかな」と思っていると次第に意識が遠のく感じがしました。
眠くなるのとはまた違う、後ろに引っ張られているような、遠くに行く不思議な感覚でした。
でも、完全に意識がなくなる感じではなく…
そうしているうちに先生が「○○2cc」と指示して、点滴の管に投与されました。
意識感覚の変化を待っていましたが、
「○○さん、終わりましたからね」と先生。
手術自体は10分ほどでしょうか。
痛みなどは全くなく、あっという間に終わりました。
器具などを全て取り(この時に紐パンwを履かせてもらっていると思いますが、そこだけ綺麗に記憶がない。笑)、横の移動ベッドに体をずらすよう言われました。
痛みなどはなかったですが、動くのが怖かったのでずりずりとゆっくり体を移動させました。
看護師さんに「うん、上手上手!」と言われました。
そして、ティッシュを数枚握らされました。
そのままベッドで病室まで移動、待合室にいた旦那の前で止まり、「無事終わりましたからねー」と看護師さん。
やや心配そうに「お疲れ様」と言う旦那。
頭を撫でてくれるのと同時に涙が溢れてしまい、握っていたティッシュで顔を覆いました。