すすゆりブログ

北海道在住。アラサー主婦の、何気ない日々の記録。

【仕事の復帰①】初めての妊娠、流産。アラサー主婦の記録。

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〜初めての妊娠、流産。アラサー主婦の記録〜

 
【陽性反応】

【8w2d つわりと初診】

【9w2d 胎芽確認・心拍未確認】

【10w2d 稽留流産】

【流産後の仕事について】

【手術と自然排出、どっちがいい?】

【吸引手術①】

【吸引手術②】

【吸引手術③】

【手術後について①】

【手術後について②】

【仕事の復帰①】

【仕事の復帰②】

【最後に】

 

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当初は3週間ほどお休みをいただいて、

7月27日(月)に復帰する予定でした。

 

手術を終えてすぐつわりがなくなり、

お出かけしてリフレッシュをしたりして

仕事に復帰する心の準備を始めました。

 

悲しさがなくなったわけではないけど、

心身共に、かなり休まったと思います。

 

 

 

「月曜日から復帰して、いきなり5連勤か〜」

なんて思ったりもしたけど、

入稿直後で来月号の企画会議のタイミングでもあるし

復帰するには良いタイミングだと思った。

 

前日の夜は、なかなか寝付けませんでした。

手術後は寝付けない日が続いていましたが、

ホルモンバランスとか関係しているのかな。

 

 

旦那より30分早く起きて2人分のお弁当を作る。

旦那を見送る時に、「仕事、頑張るんだよ」と。

嬉しかった。

 

家を出て、会社へ向かう。なぜかいつもより混んでいた。

 

会社が近付くにつれ、視界が霞んだ。

何故だか涙が溢れてきた。

家では普通なのに、会社に行くことを考えると涙が止まらないのです。

 

「目元が赤いと会社で変に思われてしまう…」

そう思いましたが涙が止まらず、一旦会社の駐車場へ。

 

今日はもう出勤できないと思い、部長に電話しました。

 

「いいよいいよ。もう今週ずっと休んでいいから…」

そう言ってくれました。

 

申し訳なかった。情けなかった。

 

 

仕事を休むことになった時、3週間も休めば元気になるだろうと思った。

もっと休みたい気持ちはありましたが、どこまででも休めてしまうので…

来月号が動き出すタイミングの、3週間にしました。

 

部長は「線引きしないで落ち着くまでずっと休んでいいから」と。
事務の子は「何だかんだ長引いたりとか…あると思いますよ」と。

そう言われました。

 

追加で休みを貰うなんてないだろうと思っていたし、

そうなったら、いくら人間関係が良好な職場でも

「ほらね」という気持ちを抱く人はいると思う。

 

 

 

帰ってから社長から心配の電話が来ました。

家にいる時に考え込んだりしていないかと心配してくださいました。

 

「少ない人数の部署とは言え7人いるし、急に皆がいるところに出勤するよりも、外回りで営業社員が外出中の午後の時間帯の方が来やすいんじゃないかな。来れそうな時に来てみて、少しずつ慣らしていってもいいですよ。」

 

そう言ってくださいました。

 

私が勤めている会社は田舎の中小企業ですが、だからこそこうやって社員に寄り添った働き方を提案できるのだと思います。

かなり緩い会社なので、正直そこに苛立つ時もありましたが…その緩さがあるからこそ何事にも柔軟に対応できるのですよね…。

大企業だと色々な制度は整っていると思いますが、ここまで柔軟な対応はきっと難しいですよね。

 

 

 

家に帰ると全然普通なのに…今日のことは、私自身びっくりしました。

 

休職の関係上、部署の皆に流産の報告をした時はとても辛かったので…それが原因でしょうか。

その時のことはリアルに覚えていますが、事務所の空気感というか何というか…

私は、思ったよりも精神的なケアが必要なのでしょうか…

 

今の気持ち的には、あの環境に戻れる自信がありません。

 

恐らく、会社に行ってしまえば大丈夫なのだろうと思います。

そこに行くまでがハードルなのだろうと…

でも、ここで無理をする必要があるのかとも思います。

 

もっと辛い環境の中、頑張っている方もたくさんいると思います。

私は甘いのでしょうか。逃げているだけなのでしょうか…

 

 

 

旦那が帰ってきて、「仕事どうだった?」と聞くので今日のことを説明しました。

 

泣きながら話す私を、優しく抱きしめてくれました。

「かわいそうに…」

「でも、明日はもっと行きづらくなるよ?明日行かなかったら、明後日はもっと行きづらくなっちゃうよ?」

そう言いました。

 

私は、

「どうしてもっと優しい言葉をかけてくれないの?行きづらくなることなんてわかってるよ…!」

こう思いました。

 

 

 

 

 

旦那は、真面目な話題に触れない。

流産してしまったことも、もう悲しそうには見えない。

こんなに辛いのは私だけなのかな。

 

こんな風に思ってしまいました。

 

この日はテレビを見ていても涙が出るし、

ネットで検索していても涙が出るし、

夜寝る時も涙が出た。

 

「また、鬱々とした気持ちが戻ってきた…」

 

 

この鬱々とした気持ちは、

無事に赤ちゃんを出産できるまで続いてしまうのではないかと感じました。

子供は好きじゃなかったくせに…

妊娠がわかった時も、最初は戸惑ったくせに…

 

一度妊娠を経験したから、

母性が出てきたのでしょうか。

我ながら、本当に勝手ですね。

 

子供ができたら嬉しいけど、今までと同じ生活はできなくなる。

色々なことが制限される。

それでも、本当に心から欲しいと思っているのでしょうか。今は失くした悲しみが大きいから、それから逃れるためにそう思っているだけではないでしょうか。

 

そんなことを考えながら、眠りにつきました。

 

 

 

 

 

朝起きて、いつものようにお弁当を作り旦那を見送る。

「仕事行くのかい?無理しないでね。」

 

…旦那は優しい。

 

 

 

次の日は病院だったので、午後から出勤予定でした。

何もないとは思うけど病院の結果も気になるし、今日は最初から休んでしまえばいいのでは…と思いました。

 

そう思いながらも、会社まで行った時の体の反応が気になるのと、部長は今週休んでいいとは言っていたけど行く努力もしないで休むのもな…という私の真面目な性格(笑)でとりあえず会社に向かいました。

 

正直なところ、休むつもりだけどとりあえず…という感じでした。

だから心にゆとりがあったのか、今日は体の拒否反応はありませんでしたが憂鬱な気持ちが晴れたわけではありません。

 

「明日なら、しかも午後からなら、きっと出勤できる。」

そう確信して、その旨と併せて部長にお休みの連絡をしました。

 

 

 

帰って少しすると、

旦那から「仕事どう?」とLINEが来ていました。

 

こういうLINEを昨日期待していたので(笑)

今日はくれて嬉しかったです。

 

「休んだ、ごめん」と伝えると、

「そっか…気にしないで。最初は辛いかもしれないけど、行かないことには気持ちも楽にならないだろうから…頑張って。職場の人たちもきっと支えになってくれるよ。」

そう言ってくれました。

 

昨日あんなことを思ってしまったことを反省しました。

 

旦那だって辛いに決まってる。

でも、私を支えないといけないからいつまでも悲しんでいられないし、仕事もしないといけない。

 

流産は、男性の方が悲しみを表に出せなくて辛い場合があるそう。

旦那も心の奥に悲しみを閉まっているのかも…